北京のスターバックスで怒られた話 相原茂

中国語を勉強しているわけで、中国の文化に興味がある。
中国語のナチュラルな使い方にはもっと興味がある。

そういう中国語のウンチク系を勉強の合間にちょっと読みたいことがある。

そんなニーズを満たしてくれたのがこの中国語学エッセイ集。

筆者は中国語をひたすら研究してきた大学の教授である。
NHKの中国語講座を担当していたこともある。造詣は深いはず。

北京のスターバックスで怒られたのは、写真を撮ろうとしてNoと言われたかららしい。
で、なぜNoなのかというと、小さな権力を行使されたから、というのが応え。
中国人には自分が使える範囲で小さな権力を使うことに喜びを感じ、仲間にだけ便宜を図る人がいるらしい。
出会ったことがないが

擬音語で、日本が雨がザアザアというところを、中国ではホワホワという。

教科書に載っているのような言葉は日常会話で中国人が使うことはまずなく、
日本人キャラをドラマで登場させるときに、そのような言葉をしゃべることで日本人の特徴を表すのに使ったりするらしい。

初次见面,请多关照。→日本人の教科書的はじめまして挨拶
你好你好,久仰久仰。→中国人の自然な挨拶

收到您的照顾,谢谢!→日本人の教科書的さよなら挨拶
这次给您添了不少麻烦。→中国人の自然な挨拶

思えば、英語もそうなんだよなー。中学の時に勉強した挨拶英語をそのまま使うことはできない。
自然な言葉の表現は、ひたすら文化の中に入って聞いて、使うことでしか身につかない。

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