HSK 中国語検定 最強の学習法 三宅裕之

この本で紹介されているテクニック

1.検定こそが「使える中国語」への最短ルート

これは単純に明確な目標があるほうがやる気が出るため。

2.三宅式中国語学習法は3つのフェーズで完成する

フェーズ① 発音の基礎をつくる期間
フェーズ② 「読む・聞く・話す・書く」の総合力を鍛える期間
フェーズ③ 試験対策の期間

3.最強の勉強法 シャドウイング

シャドウイングは、4つの力を同時に鍛えられるという。
まず、音声を聞きながら声を発することで、「聞く」と「話す」が鍛えられる。
「聞く」は読むにつながり、「話す」は書くにつながるのだとのこと。
シャドウイングをすることが最も効率の良い勉強方法だと先生は言っている。
シャドウイングにもいくつかのステップがある。
ステップ①教材を見ないでリスニング
ステップ②内容理解
ステップ③ピンインを見ながらシャドウイング
ステップ④漢字を見ながらシャドウイング
ステップ⑤何も見ないでシャドウイング

単語の暗記レベルにも複数ある話にはハッとさせられる。

単語の勉強というとただ、単語を覚えることだと深く考えずに思っていた。

実際には4つのレベルがあるのだ。
① 中国語単語をみて正しい発音で読める
② 中国語単語をみて日本語で意味が言える
③ 日本語をみて中国語単語が言える
④ 日本語をみて中国語単語が書ける

初級単語は①〜④すべてできることが必要
中級では①〜③までが必要
上級では①〜②だけで十分

これは実際に日本語でもそう。僕はすべての熟語を使いこなせるわけでも、書けるわけでもない。
でも見たら読んで意味がわかるものって結構ある。
語彙力ってそういうものなのだ。

本書で紹介されている教材

発音系

「紹文周の中国語発音完全マスター」アスク出版
「アタマで知り、カラダで覚える中国語の発音」アルク

僕が目指しているHSKを5級レベルではその他こんな本が紹介されている。

発音系

「本気で学ぶ中級中国語」
「耳が喜ぶ中国語」

単語

「HSK基本語彙5〜6級」
「キクタン 中国語 初中級・中級編」

短文(文法)

「口を鍛える中国語作文(中級編)」
「口が覚える中国語」

試験対策

「HSK公式過去問集5級CD付」
「中検2級問題集」

普通、本で紹介するの本は、その著者の息がかかったものが多い。
でもこの本で紹介されている本は純粋に良い物だから紹介されているように見受けられる。
そこにとても好感がもてる。

そうだそうだと納得したのは、
子供は「耳」に頼って外国語を習得することができますが、大人には、それが無理。
と先生が言っているところ。
大人は論理的にしか語学を勉強できないのだという。まさにそれはそのとおりだと思う。
この境界線はどこかというと、0〜20歳前後と20歳前後より上らしい。

著者紹介 三宅裕之(みやけ ひろゆき)

HSK・中国語検定合格&中国語発音スクール「フルーエント中国語学院」学長
英語勉強法スクール「バイリンガルズ」代表
シナジープラス株式会社代表取締役
早稲田大学商学部在学中、中国財経大学にて中国語を学ぶ。約半年で大学入学レベルへ。
中国の蘇州にも語学学校を設立して、中国語教育を展開している。

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