2030年の世界地図帳 落合陽一

落合さんがSGDsについて紹介する本。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsには17のゴールがあるけど、
その下には、169の達成基準と232の指標があるらしい。
169の達成基準が232の指標によって評価されるということ。

タイトルの2030は達成を目標としている年。

テクノロジー、貧困格差、環境、ヨーロピアン式の4つの切り口から諸問題を紹介する。

国によって問題の見え方は異なるし、各問題の深刻度合いも異なるよねっていう話。

SGDsっていうのが存在することは知っているし、
それに準じた活動をしていこうと宣伝している企業がちらほらいるのも知ってる。

共通課題の解決に向けて各国が協力することは素晴らしい。

別に、バカにしたいわけじゃない。

ただ、一市民であり、小さなビジネスをやっているにすぎない僕にとって、SGDsみたいな国家レベルの問題は遠い。
国や巨大企業といった単位ですら解決が困難な問題に、どうしたら積極的関与ができるだろうか。
そもそも積極的に関与することに個としての利はあるのだろうか。

各課題はあまりに大きく、複雑。
政策が後押して、資金が流れ込めば、解決に向けた大きなムーブが生まれるだおる。
でも、個人レベルで何ができる?

影響力の小さい僕個人にとっては、こういった目線の高いことは先送りしたい。

やりたいこと、やるべきことが目の前に沢山あるから。

なんとなくSGDsの目標のいずれかに沿っているかのように、今やっている活動の見え方をちょっと変える程度で済ませたい。

それが個としての限界なのだと思う。

でも個の集合が全体であり、そんなちょっとした軌道修正の積み重ねが大きな変化につながるのだとも思う。

僕にとってSGDsは他人事であり、多分、今後もずっと他人事である。

それでも世界は良くなっていく。

ただ、自然発生的に良くなっていくわけではない。

国家レベルで影響力を与えられる人たちが、政策や法律、ルール、文化、資金の力を使って、
ゴールに向かって世の中が進んでいくように真摯に努力し、方向づけしているからである。

そこに新しいルールが生まれ、お金が集まるなら、ビジネスとしてのチャンスも生まれる。

そのチャンスに全力で乗ることがSDGsの目標達成に何らの形でつながっていく。

それが個にできる精一杯で、僕の目指すところ。

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