HSBC香港でしっかり儲ける投資術 鈴木正浩

日本は信用できないし、将来性ないから資産は香港で投資して稼ぎましょう系の本の一つ。

2012年に初版発行なので、ちょっと古い。

今年になって、HSBC口座開設を日本居住者が行うのはほぼほぼ不可能になった。

まず、口座開設するときにマイナンバーの提示を求められる。

これなら良いんだけど(ってか僕はマイナンバー持ってないけど)、

加えて、ビザの提示を求められる。そして、ビザがなければ口座は発行してもらえない。

とても厳しくなった。

世界はどんどん管理社会になっていって、不透明なお金の動きはどんどん制限されていく。

逃げ道はない。

ということで、今もう香港に口座を持っていない日本人には香港に資金を移したり、

香港で投資することのハードルは更に上がってしまったので、

この本はあまり役に立たないのかもしれない。

ちなみにこの本で紹介しているもので、特徴的なのはランドバンキングだ。

これからはじめるランドバンキング ウェブページ

開発前の土地を安く買って、都市計画し、実際に建設する。

そうすることで土地の価値を大幅に上げることで、キャピタルゲインを目指す。

運用期間は5〜7年くらいで年率20%近い運用益を得られるという。

本書ではウォルトン社とTSI社の二社が信用の置ける会社として紹介されている。

TSI社はウォルトン社にいた人間が独立して立ち上げたのだという。両方共カナダの会社だ。

しかし、最近はトランプの移民政策に後ろ向きな発言もあるし、

アメリカの人口が右肩上がりに増えていくことを単純に信用できなくなってしまった。

今はこのランドバンキングに投資するには少し遅いかもしれない。

実際にウォルトン社の実績をみてみると、最近の案件は面積が小粒になってきていて、

かつてほどの大規模な開発が行われていない。

これは、米国の成長が鈍化していて住宅需要が伸びておらず、

それが関節的にウォルトン社の投資案件のサイズに現れてきているのではなかろうか。

香港への送金サービスでお得と本書で紹介されている、「Goロイズ海外送金サービス」は、

新生銀行に事業譲渡されて、「GoRemit 新生海外送金サービス」になっている。

Go Remit 新生海外送金サービス 公式ページ

著者の鈴木正浩(すずきまさひろ)さんは、1961年5月5日生まれ。55歳くらい。

早稲田出身。不動産業をずっと営んできて、多くのセミナーをやっているらしい。

アパートの管理件数は2000戸以上を誇るとのこと。

自分のことをタンク将軍と呼んでいると本書で紹介されている。

タンクには「知識のタンク」、「知恵のタンク」、「愛情のタンク」、「お金のタンク」、「欲望・欲求のタンク」の5つがあり、人生を幸せに楽しくする秘訣はこの5つを常に満タンにしておくことであると言っている。

僕の知識のタンクはお酒が混入して濁っている。。。

知恵のタンクは穴が空いててドンドン出ちゃう。

愛情のタンクは満タンでもサイズが小さい。

お金のタンクには某か多少入ってるけど、増えるペースが遅い。

欲望・欲求のタンクに至ってはすっからかん。

タンク小兵にもなれなそう。

香港で投資するとはどういうことぞな、という初心者には良い本。

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