酒井満はフォーエバーリビングプロダクツのアロエベラジュースという商品のネットワークビジネスによって成功した人らしい。
この本では、ネットワークビジネスと、彼自身が特技?としている潜在意識の二つがいかに素晴らしいかを、繰り返し繰り返し述べている。
潜在意識を開花させるには、夢とか目標を思っているだけではダメ。
書いたり、話したりして、地面にタネを植えるように根付かせて行かねければならないらしい。
具体的な行動が、書いたり、話したりだけ、というのが面白い。
特に何もしなくても深層心理に刷り込んでいけば現実化する、ということ。
この発想は、何にもしなくても売れさえすれば良いネットワークビジネス特有の感覚と共振するのかもしれない。
普通のビジネスは、書いたり、話したりしているだけでは物事は進んでいかないから。
100億円の流通を作れば1億円もらえると、酒井満は言っている。
商品を紹介して購入に結びつけば1%もらえるアフィリエイトみたいなもんか。
酒井満さんが年収1億円をアロエベラジュースからもらっているとき、100億円分のジュースが販売されている事になる。
カゴメ社の調査によると2020年野菜ジュースの市場規模は以下らしい。
トマトジュース275億円
野菜ミックスジュース402億円
にんじんジュース10億円
野菜果実ミックスジュース866億円
他3億円
合計1560億円
アロエジュースがトマトジュース市場より大きいとは思えない。
単純比較で野菜ジュース市場規模と、フォーエバーリビングプロダクツの販売金額が釣り合わない。
確かに酒井満さんは年収1億円なのかもしれないが、一体その金の中からいくらアロエベラジュースを買っているんだろう。