日本進化論 落合陽一

落合陽一さんはメディアでよく活躍している若者の代表者的存在。

1987年生まれ。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程終了、博士。
筑波大学学長補佐・准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤代表、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社CEO。

本書で伝えたいテーマはポリテック。

「政治」Politics と「技術」Technologyを掛け合わせた造語。
テクノロジーを活用して社会問題を解決していこうという考え方。

敵はシルバー民主主義。

人口も多く、投票率の高い老人を重視する政治。

更に彼らはテクノロジーに疎い。テクノロジーに拒絶反応を示すテクノフォビアも多い。

これからどんどんシルバー民主主義は進みかねない。

だから今からポリテックを浸透させていく必要がある。

日本は一般会計100兆円+社会保障費70兆円、合計170兆円の予算のうち、
155兆円が社会保障費に使われている。
残りの25兆円のうち、5兆円は国防費に充てられているので、残り20兆円くらいしかお金が残っていない。
このため、人材開発やR&Dなど未来に回せるお金がぜんぜんない。
このせいで、アメリカや中国などと国力の差がどんどん開いてしまう。

社会保障費とは年金、医療、介護が135兆円あって、子供子育てには5兆円くらいしか使われていない。

老人ばかりにお金が使われて、未来にお金が回らない日本。

やばい。

テクノロジーで少しでもこの状況を打破していこう。

日本は生産性が低い国だから、まだまだ改善の余地がある。

容易な解決策は、65歳、70歳、75歳と働く期間をどんどん後ろに伸ばして、労働人口を増やすこと。
でも老人は身体機能が低下することは免れないので、テクノロジーで補完できればよい。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク