同世代アラサーの社会学者。
この本を書いたのは29歳のとき。
筆者が若者であるうちに若者としての思いを書いたのが本書。
この人は毎年1冊くらい本を出版することを決めているのか、
だいたい毎年本を書いている。
内容はいろんなところに寄稿した記事の寄せ集めのようなので、一つ一つの章が独立していてまとまりがない。
なのでとりわけ感想という感想もないのだけど、とりあえず、おじさんの感覚は本質からズレている、ということを言いたいらしい。
まあ、ズレているんだろうね。いろいろ。
彼の論調はもっともであるのだが、なんとなく同世代的な比喩が気持ち悪かったり。
友人の書いた文章もしくはブログを読まされているような気分になった。
- 「リーダー」なんていらない
- 「クール・ジャパン」を誰もしらない
- 「ポエム」じゃ国は変えられない
- 「テクノロジー」だけで未来は来ない
- 「ソーシャル」に期待しすぎるな
- 「就活カースト」からは逃れられない
- 「新社会人」の悪口を言うな
- 「ノマド」とはただの脱サラである
- やっぱり「学歴」は大切だ
- 「若者」に社会は変えられない
- 闘わなくても「革命」は起こせる
- このままでは「2040年の日本」はこうなる