日本人の給料はなぜこんなに安いのか 坂口孝則

タイトルに惹かれて購入した本。

そうやって購入した本は、後悔することが多い。

世の中、本の名前をつけるのが上手い人がいるのだ。

どうして、このタイトルに惹かれたのか。
僕は安い日本人の給料に興味を持っているからだ。
給料が安くなり続ければ、日本は労働力として世界に対して競争力を持つ日が来るかもしれない。
いや、実際にIT業界とかでは来つつある。
僕は日本人で、日本語が使えるので、日本人を雇う際にはアドバンテージがあるから、
日本人の給料が世界的にみて安くなり続けることはちょっとうれしいのだ。
なぜ、日本人はそんな安い給料に甘んじているのか、ということに疑問を感じたためだ。
日本という社会と、そこを支配する経営層の総意がそうしているのだろう。
日本人の多くは日本の中のことにしか興味が無いので、世界比べて相対的に貧乏になりつつあることは、
あまり気にならないようだ。

この本での安い理由は、以下のようなものであった。
日本人の雇用の仕組みが、基本的には製造業を元に設計されていて替えが効くものと考えられており、個人を評価する文化がないから。
終身雇用制度なので、安くしておかないとリスクが高いから。

著者の坂口孝則さんは、メーカーの調達部門出身で、仕入れの専門家らしい。
そして色々と本とかを出しているらしい。

この本で話されていたトピックは以下のもの。
・日本人の給料はなぜ安いのか?→上記理由による
・年金は払い損にならないのか?→そもそも保険なのでならない。民間保険を買うよりずっと良い。
・消費税増税!もう大物買いはソンなのか?→購入価格+ランニングコストー売却価格 のトータルで考えよう
・空き家大国日本、やっぱり家は買ってはいけない?→資産形成に無計画な人は、金利も安いので買ったほうがいい。ただし、立地の良いところで。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク