イモトアヤコの地球7周半 イモトアヤコ

「謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ」のイモトアヤコが書いた本。2013年7月出版。
イモトが国際人としての心得や、旅のノウハウについて語る本。
結構、まじめな感じで、イモトの本当の人柄が垣間見える。
本の後ろに書いてあるイモトの経歴
2003年、高校3年生のときに学校祭のミスコンテストでグランプリ、劇の主演女優賞、エンターテイナー賞など数々の賞を受賞。と高校時代から始まる。
今までおっさんの書いた本ばっか読んできたので、高校のミスコンってなんだよ。と違和感を禁じえない。
その後、大学時代にオーディションに合格して珍獣ハンターになったらしい。
行った国は80カ国以上。
パスポートは4冊目。
移動距離は地球7周半とのこと。
ここまで海外を飛び回っている日本人はそうそういないだろう。
どんなに激しい国際ビジネスマンでもここまでは飛行機に乗らない。
ひょっとしたら日本でも上位50番くらいに入っちゃうのではないだろうか。
そんなイモトはもはや国際人と自分のことを思っているのか、
かなり偉そうに国際人論を展開してくれるのが本書。
海外に出たら自己主張をしなきゃ損をすると言ってみたかと思えば、
数ページ後に海外では自己主張をしなくても、日本人らしく謙虚であればいいといってみたり。
さらにその数ページ後には自己主張より臨機応変さを身につけよう、という話になったり、
とにかく、自己主張、自己主張と繰り返しうるさい本です。
自己主張こそ、イモトさんのアイデンティティそのもので、いつも頭の中で考えていることなのかもしれません。
海外に出たら日本の良さがわかるとか、
もっと歴史を勉強しなくちゃとか、
日本食が一番うまいとか、、、
まあ、正直言って、いろんな国に行って激しい撮影をしているといっても、
所詮は、旅行を何回も重ねているだけなので、
世界一周旅行をしてきたようなベテラン旅行者が良く言うようなことしか語れないに決まってます。
確かに80カ国はすごい。世界のさまざまな土地の雰囲気みたいなものを肌感覚で知ることは充分にできるでしょう。
でも、どこかの国のことを語るには、その国にしっかり根ざして、その国の人と深い付き合いをして、
その国のことを文化、歴史、生活さまざまな面から知る必要があるでしょう。
そういった意味で、まあ、しょーもない本ですわ。
ただ、一つ、役に立ったこと。
安宿のベットにはビニールシート(ダニ対策)。
これは見習って次に貧乏旅行するときはもっていこうかな。

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