ベトナム怪人紀行 ゲッツ板谷

香港は東南アジア各国に近い。
香港発着の路線は数が多く、料金も安い。
海外を飛び回るには地理的にとてもいい場所にある。
空港に行くのにも1時間以上かかり航空券も高い日本とは段違い。
香港なら家を2時間前にでれば十分に間に合う。
例えばシンガポールへは2万円くらいで行ける。
日本からシンガポールに行こうとすれば余裕で6万円かかる。
香港に住んでるなら海外旅行をしないともったいないということで、今度ベトナム行きを計画している。
それで、たまたま見つけたベトナム怪人紀行という本を買ってみた。
著者:ゲッツ板谷
1964年東京生まれ。10代の頃は暴走族やヤクザ予備軍として大忙し。その後、テレビマン等を経てフリーライターに。
現在(2001年当時)、雑誌にて多数の連載をもつ。著書は「ベトナム乱暴紀行」「タイ怪人紀行」ほか。
好きな言葉は「この宇宙人のマークをこすってごらん。バナナのニオイがするよ~」。
趣味は、スナック菓子を素足でザクザク踏むこと
DQNの典型みたいな人がおっさんになっても変われず生きてる感じ。
ゲッツ板谷氏は海外旅行が好きなのか、いろんな国に鴨志田さんという写真家と行っては紀行文を書いていたよう。
このベトナム怪人紀行はシリーズのひとつ。
内容はかなりくだらない。
だけど、面白いww
こんなアホな文章を読むことは日常生活でまず無いので、青天の霹靂。
ベトナムに一か月くらい取材と称して行って、いろんな下らないことをテーマに一生懸命行動する本。
そこに内輪の笑い話や、昔の自慢話が頻繁に挿入される。
そのへんの正統派な旅行本を読むより、この紀行シリーズを読んだ方がずっと現地のリアルがわかるかもしれない。
ただ、書いてあることが正しいかは全く期待しないほうがいいだろう。
手乗り鹿や犬を探して食ったり、占いしたり、ベトナム戦争の元兵士に話を聞いたり、
キャバレーに行ったり、エビ穴を探したり、誰も行かない島に行ったり、カブト虫を捕まえようとしたり、
テレビ番組でやるようなことを一生懸命やっているのは、元テレビマン(なにそれ)だからだろうか。
とにかくこれを読んで、ベトナムに行きたい気持ちが0.1%くらい増した。
本でも散々取り上げられているが、一緒に旅した鴨志田さんという写真家は酒浸りのアル中で、
腎臓癌で2007年42歳の若さで死んでしまった戦場カメラマン。
その後の二人の関係について気になる記事が紹介されていた。
カモちゃん。死んだから言うわけじゃねえけど、オレもお前を許すよ。
ゲッツ板谷氏のブログ

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コメント

  1. ビナヤ 蝦夷地別件 says:

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    この本がいけるのであれば高橋秀行の「ムベンベを追え…」や「ミャンマー柳生一族…」「怪魚ウモッカ…」あたりも面白いかも、、。あとはジャンルが違いますが、アジア旅行したのであれば船戸与一の「夢は荒地を」「河畔にしるべなく」「虹の谷の五月」村上春樹と見城徹のエッセイを合わせた感じです。はまる人はどっぷりはまります。

  2. よしだひろ says:

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    紹介してくださり有難うございます!
    久しぶりのコメントで嬉しいです。
    全部機会を見つけて読ませていただきます!!