渋沢栄一 論語と算盤

一万円札の顔、2021年大河ドラマ、今急にホットな渋沢栄一。

渋沢栄一の入門書といえば「論語と算盤」か、自叙伝「雨夜譚」らしい。
「論語と算盤」は渋沢栄一が書いたものではなく、講演の口述を慕う人々がまとめたもの。

本書を読んでいて思ったのは、「三方良し」の言葉。

商売や経済を長期的に成功するには、道徳や良い人格が必要である。

金勘定(算盤)と論語(道徳)が両立していなければならない。

というのが渋沢さんの考え方で、

中国の偉人、孔子の論語を商工業や資本主義に応用して日本を発展させようと実践したのが渋沢栄一である。

彼は間違いなく成功者の一人であり、日本において480社の設立に関わったとのこと。

論語において重要なのは、
「忠」ー 良心的であること
「信」ー 信頼されること
「孝弟」ー 親や年長者を敬うこと

そして

「仁」ー 物事を健やかに育む

今、個の時代が加速している。
個が個として世に発信し、活動していくことが重要になっている。
個が活躍するため、成功するため、大きな事を成し遂げるために必要なのものは、お金よりも信頼であるとよく聞く。

同じことを渋沢栄一は100年前に言っていた。

そして、孔子は何千年も前に言っていた。

科学は日々発展し、進化しているけど、
道徳というものは昔から大きく変わらない。
少なくともその根の部分はゆるがない。

成功の秘訣は、道徳であり、信頼に足る人物になること。

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