今、マーケティングをどうやっていくべきか、に興味があり手にとった一冊。
この本は、オフライン(リアル店舗)で商売をする企業、オンライン(インターネット)で商売をする企業が、
その両者を駆使して、どう戦略的にマーケティングをしていくか、
具体例を挙げながら最新のトレンドを紹介している。
鍵となるフレームワークは2つ
オンラインとオフラインのどちらで選択し、どちらで購入するかで4つに分けたもの。
この箱の中をシフトしていくことが、チャネルシフト。
| CHOICE | |||
| ONLINE | OFFLINE | ||
| PURCHASE | ONLINE | online store | |
| OFFLINE | offline store | ||
もう一つが顧客時間
| TIME | ||||
| pre-PURCHASE | PURCHASE | post-PURCHSE | ||
| SPACE | ONLINE | |||
| OFFLINE | ||||
オンラインとオフライン双方のチャネルを有効活用して、顧客の選択、購入、使用という商品のライフスパンに亘り、
どのような素晴らしい購入体験を提供するか。
顧客にとって快適で、便利なものであるほど、競争力が高い。
目的は販売ではなく、顧客の購買行動データの収集と、そのデータを活用した顧客への価値の提供。
つまり、入手したデータに基づいてPlace, Promotion, Price, Productの4つをどう進化させていくか。
そこを目的として初めて、顧客はデータを提供することに納得するし、
チャネルシフトを駆使した個客(一人ひとりのユニークな顧客)へのマーケティング戦略が活きる。
オンラインかオフラインかという二極化する考え方ではこれからの時代に対応できない。