君はどこにでも行ける 堀江貴文

行きたければ行けばいい。
行きたくなかったら行かなくていい。
君はどこにでも行ける。
2016年3月31日初版のホリエモンの比較的新しい本。
ホリエモンは今家なしらしい。
3年以上、家、マンションを持たずにいろんなところを自由に飛び回って、生きてる。
ノマドってやつ。
この数年間でびっくりな数の旅行をして、そして国ごとに感じたことをまとめたのが本書。
そうして見てきた世界から、じゃあどうしたら日本って国はこれから頑張っていけるのか、
そのヒントをホリエモンの目線から届けてくれてる。
ようは、もう、海外の国々の発展はめざましくって、
とっくに抜かれちゃった中国だけじゃなくて、今もりもり発展してきてるタイとか、
東南アジアの国々にも日本は追いつかれつつある。
アメリカとかには負けるかもだけど、他の国よりも先進しててお金持ち。ジャパンアズナンバーワン。
その優越感を捨てきれない日本人。
古く時代遅れの日本観にしがみつづける日本人。
いやいや、やばいっしょ。
めっちゃ経済発展してて裕福になってるよ。外の人たちは。
なにを島に閉じこもってやってるの?
べつにそこに留まっていたければ、それはそれで素晴らしい島だからいいんだけどさ。
でも、そんなことお構いなく世の中は変わって、そして日本も変えられちゃうよ。
その準備できてる?
日本は残念ながら、衰退の未来をたどる。
過去にヨーロッパが辿ったように。
ただ、周りの国はこれからいよいよ成長期。
僕らが豊かな未来を獲得するなら、その成長する周りと一緒に生きていく術を考えるべき。
守ることばかり考えていては、結局、失っていまう。
広く開くことで、得られるもののほうが多い。
僕が興味のある、というか生活圏内としている香港とか中国とか台湾。
個人的には中国は中国。香港と台湾は同じ経済圏のような気がしている。
それは中国が簡体字の国で、香港と台湾が繁体字の地域だから。
それは中国の民度がそうはいってもまだ発展途上で、
香港とか台湾は民主主義が根付いて、文化とか民度も日本と同じレベルだから。
そんでもって僕は香港と台湾でのビジネスに興味があるんだけど、ホリエモンはそうは思ってないみたい。
香港は800万人しかいないからマーケットとして規模が小さい。
台湾も2300万人くらいだからマーケットとしては物足りない、とのこと。
まあ、確かにそうだよね。
でも、僕は日本、台湾、香港は1億5千万人一つで仲良くやっていける気がする。
ほとんど一つの価値観で。
中国のこと嫌い、イメージ悪いって思ってる点での共通意識が強い。
融和できるところから垣根を取っ払ってどんどん融和していけばいいと思う。
そうは行っても中国のバブリ方は半端ないとホリエモンは言っている。
中国バブルは崩壊するなんていう話はもうずっとされているけど、
なんだかんだ崩壊しない。
確かに成長率は下がってきているけど、そうはいっても、10億人を超える人口ってやっぱとてつもないんだろう。
人口が必ずしも経済発展につながるかというとその相関関係は怪しいけど、
そうはいってもそこには実需がある。
そこに住む人たちが、単純に先進並みの生活水準を手にするだけで、ものすごいでかいマーケット。
それはもう日本とかアメリカとかそういうレベルを圧倒的に凌駕しちゃう。
なんだかんだ言って、やっぱこれからは中国の時代なんだと思う。
どうやって中国と付き合っていくか、それが日本のこれからのテーマになるんだと思う。
で、最後にアフリカ。アフリカにホリエモンは興味があると言っている。執筆時点では行っていないらしいけど。
アフリカは遠すぎるんだよねー。
あと、やっぱり、人種差別じゃないけど、アジア人としてアフリカに行くと浮きすぎる。
それがちょっとやだ。
ビジネスとしてはとても面白いのは間違いないんだけど。
なんか、そこで生活したいっ根付いて生きていきたいっていうほど土地に魅力を感じられないんだよな。
僕はなんだかんだやっぱり、その土地の人達と違和感なく溶け込んで生きていくのが好きなんだと思う。
正直、香港にいすぎてて、日本人の感覚とかわからない。
だからこの本で日本人やばいとホリエモンが言っていてもピンとこない。
ほんとにそんなにみんな内向きなんだろうか。

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